【漫画】転職サイトと転職エージェントの違いとは?転職フローやメリットを比較
「転職サイトはマイペース」
「転職エージェントはサポート」
「すぐに転職したい人は‥‥」
「自己分析や企業分析もする」
転職サイトと転職エージェントの違い
転職サイトには10万社以上の求人があり、会員登録することで企業の情報が閲覧できます。面接日程から条件交渉まで、すべて自分ペースで進められるため、時間を気にせずに転職活動できます。
転職エージェントは会員登録したときから転職のプロが転職活動をサポートします。非公開情報を含めた数万社の中から私たちの条件に合う企業を選び、日程調整、履歴書添削、面接対策、事務手続きまでこなしてくれます。
項目 | 転職サイト | 転職エージェント |
---|---|---|
進め方 | 遅い | 早い |
気軽さ | 担当なし | 担当あり |
求人数 | 数万社 | 数万社 |
非公開求人 | 少数 | 多数 |
情報収集 | 自分 | 提案 |
相談 | なし | あり |
書類添削 | なし | あり |
面接対策 | なし | あり |
連絡・調整 | なし | 代行 |
交渉 | なし | 代行 |
成功率 | 普通 | 高い |
費用 | 無料 | 無料 |
そのため、転職を検討している段階では自分のペースで企業を探せる転職サイトに登録して、転職の意志がある程度固まったら転職エージェントに依頼します。また、情報の偏りをなくすために複数に登録することも一般的です。
転職エージェントのメリット5選
転職のプロがサポートする
転職エージェントとは厚生労働大臣の認可を受けた民間の職業紹介会社のことです。転職のプロが仲介に入り、個人の雇用条件と企業の採用条件をマッチングするサービスを行っています。
大手ではリクルートエージェントやマイナビエージェントなどが有名であり、各社ともに年間1万人以上が転職に成功しています。プロのサポートが決め手であり、転職希望者と転職先企業の双方に最良な結果がもたらされるように努めています。
非公開求人で転職の幅が広がる
転職エージェントのデータベースには未公開の求人情報が登録されています。企業は大量の求人に来られても採用コストがかかりますので、あえて非公開にして、転職エージェント側の判断に委ねているわけです。
転職希望者も非公開の求人にアクセスできることはライバルが減り、転職エージェントの営業力もあって、採用される可能性が高まります。
もちろん、非公開求人を本人に紹介するかどうかは転職エージェントの判断ですが、転職エージェントの経験と実績から自分では想定していなかった意外な求人を斡旋してくれることもあり、転職活動の幅を広げてくれます。
自分自身を客観視できる
転職エージェントは転職者の可能性を引き出すために、専任のキャリアアドバイザーが面談を行って、希望や適正に応じて最適と思われる企業を紹介してくれます。
さらに「自分自身の客観視できる」ことが最大のメリットかもしれません。日本人は自分の特徴を俯瞰的に捉えて、適宜アピールすることが苦手なため、自分を棚卸しする意味でも転職エージェントの利用価値は高いです。
条件交渉まで代行してくれる
今の会社を退職する前に転職活動をする人も多いです。自分の空いている日程と企業の面接希望日の調整なども転職エージェントが代行してくれるため、複数の転職希望先に気を遣う必要もありません。
自分からは切り出しにくい条件交渉も転職エージェントが代行してくれます。給与は企業側からも提案があるため、転職前に折り合いがつきますが、勤務形態や福利厚生など、仕事に直接関係ないところまで交渉してくれます。
転職するまでのスピードが速い
転職エージェントは今すぐ転職したい人に対して、優先度を上げて対応してくれます。平均的なスケジュールは事前準備に2週間、情報収集に2週間、応募に1カ月、面接に1カ月、内定・転職までに2カ月ですが、転職エージェントならすべて合わせて1カ月以内に完了することもあるほどです。
また、転職エージェントは企業から登録者の年収の30%程度を人材紹介料として受け取っているため、私たち転職希望者はコストを負担することは一切ありません。そのため、誰でも無料で利用することができます。
おすすめの転職エージェント3社
転職エージェントのデメリットは、転職をサポートしてくれるアドバイザーの質に差があることです。業界と企業に精通していて、細かい要望も聞く優秀な人もいますし、手を抜いたり相性の悪い人もいます。
そのため、セカンドオピニオンとして2社以上の転職エージェントにアプローチして、優秀な転職エージェントに選ぶことも転職を成功させるコツです。
転職エージェントは「大手総合型」と「業界特化型」に分けられており、国内には100社以上が存在しますが、その中でも実績と評判に優れた転職エージェントを厳選してみました。
種別 | 名称 | 特徴 |
---|---|---|
総合 | リクルートエージェント | 求人数第1位 売上高第1位 |
doda | 業界トップクラス サポート力に定評がある | |
パソナキャリア | オリコン総合部門で第1位 | |
女性 | パソナキャリア | オリコン女性部門で第1位 |
20代 | マイナビエージェント | 20代や第二新卒に強い |
30代 | Spring転職エージェント | 職種別にコンサルあり |
40代 | リクルートエージェント | 40代の実績で多数あり |
IT | マイナビIT AGENT | 取引社数1万5000社以上 |
レバテックキャリア | エンジニア・クリエイター専用 | |
ワークポート | 利用者数35万人以上 | |
外資 | JAC Recruitment | 外資と年収800万円以上に強い |
高収入 | ビズリーチ | 専門職と管理職に強い 最低で年収600万円以上 |
情報取得日 2020年1月時点
リクルートエージェントは20代から50代まで、どの職種、年収、役職にも対応している国内トップクラスの転職エージェントです。求人数がNo.1のため、その業界の求人を網羅することができます。
dodaは東証1部上場のパーソルキャリアが運営している転職エージェントです。専任アドバイザーのサポート力に定評があり、希望に沿った転職先を紹介してもらえます。
パソナキャリアは2019年のオリコン顧客満足度ランキングの転職エージェント部門で第1位を獲得しました。2020年1月時点では求人数5万件以上、転職実績25万人以上、年収アップ率67.1%を誇ります。
ハローワークは地域の中小企業に強い
転職エージェントは民間だけではありません。公的機関が運営するハローワークも転職をサポートしてくれます。ハローワークのデータベースには、全国500カ所以上のハローワークに集まった求人がすべて登録されており、誰でも求人検索ができます。
ただし、ハローワークの求人情報は、基本的に民間の転職エージェントでは転職できない人向けのライフラインです。そのため、ブランド力のある大手企業は登録されておらず、地元密着の中小企業をメインとしています。
- 数万件の求人情報が登録されている
- 地元密着の中小企業をメインである
- 全年齢を対象としている
ハローワークのメリットは正社員でなくとも登録できることです。働く意志と働ける状態にある人を全面的にサポートする公的機関であり、非正規や無職の人たちも求職活動のために利用できます。
ハローワークの職員は本人の長期的なキャリアを見据えて、親身に職探しをしてくれます。ハローワークと転職エージェントなどの民間企業との違いをまとめると、次のようになります。
種別 | 求人数 | サポート | 特徴 |
---|---|---|---|
ハローワーク |
| ||
転職サイト |
| ||
転職エージェント |
| ||
転職フェア |
| ||
求人情報誌 |
|
現在、企業に所属していて、転職エージェントのサポートを受ける人はハローワークで求人検索する必要はありません。一方でハローワークで失業保険を貰いながら、転職エージェントに転職先を斡旋してもらうこともできます。
転職エージェントの体験談や口コミ
転職活動歴1カ月
自分1人ではなくプロに手助けしてもらったほうが転職は有利です。個人による転職活動は孤独であり、知識や行動にも限界があります。
まずはあなたにも転職エージェントが必要かどうか、1度転職の意志を確認してみましょう。以下の質問にすべて「はい」と答えることができる人には、すぐにでも転職エージェントの活用をおすすめします。
「私を必要とする企業を教えてほしい」
「転職先では給与や条件を良くしたい」
「履歴書や面接を指導してほしい」
私は当初は失業保険の給付を貰っていましたが、転職エージェントを利用することで理想の転職先が見つかり、内定にいたりました。