失業保険のために求職活動の実績を作る!資格試験などがおすすめ

自分なりの求職活動を意図的に作る

自分なりの求職活動を意図的に作る

ハローワークのしおりや職員の説明に従って、手順通りに進めていけば、失業保険の給付金は貰えます。ただし、自分の求職活動を記載する「失業認定申請書」は、私たちのオリジナルでなければいけません。

本当に自分がどのような求職活動をしたかを書き込みます。もちろん、企業に履歴書を送ったり、面接を受けたりする通常の就職活動であれば、求職活動として認定されるため、何も難しいことはないでしょう。

しかし、失業保険では「どのような行為が求職活動として認められるのですか?」といった質問がかなり多いです。

このような質問をする人たちの特徴としては、比較的に自己都合で退職した若年層に多く、就職するよりもひとまず失業保険の給付が欲しい人たちです。彼らは一見すると間違っているように思えます。

失業保険の「就職しようとする気持ちと、いつでも就職できる能力があり、積極的に就職活動を行っているのにも関わらず、職業に就くことができない状態」という定義にも背きますし、過半数の働きたいために必死で就職活動をする人とは対照的です。

ただ「精神的に休息が欲しい、就職活動は慎重に行いたい、転職ではなく独立の準備をしたい」などと考える人たちを、全面的に否定できるわけではありません。

行政にそこまでサポートする余裕もなく、万能ではない失業保険が、個々の事情には十分に対応できていないことも問題です。現状では彼らはすぐに就職活動が行えないために、失業保険の対象者からは漏れてしまいます。

そこで実際には就職活動をしなくても、自分なりの求職活動を意図的に作ることで、正当に失業保険を貰う方法が役に立ちます。

将来のためにも失業保険が必要な理由

仲野舞さん 27歳 女性 生命保険会社勤務

就職はしたいけれど、今は積極的に求職活動ができません。なんとか精神科には通わずに、しばらく自分を見つめなおしたいです。

うつ病などの精神疾患には達していませんが、過度のストレスが原因でアクティブに動けない人たちがいます。

職を辞した人たちは多少のストレスを抱えていて、精神的に病むケースは珍しくありません。個人で程度は異なっても一時的な休息は重要です。

しかしながら、そのような人たちに給付される雇用保険の種類はありません。まじめに「将来的に失業保険の給付金を前向きな使い方をしたい」と考えても、現状では補助を受けられないです。

畠山省吾さん 32歳 男性 自動車ディーラー

これ以上転職で失敗したくないので、慎重に就職活動したいです。就職したいと思える会社を徹底的に調べたり、資格を取りながら1社ずつ集中して面接に臨みたいとも考えています。

1カ月に2度も求職活動をする仕組みは、長期的な転職スタイルにマッチせず、嘘でもいいので「求職活動の実績が欲しい」と思っている人たちは大勢います。

しかし、ハローワークでは履歴書や面接などの求人への応募をアピールしていて、それ以外の方法は積極的に紹介していません。

長嶺篤人さん 28歳 男性 証券会社勤務

新しいビジネスで起業するために準備をしています。しかしながら、そういった就職しない人たちは失業保険は貰えないことが残念です。

自営業を始めた場合は収入の有無に問わず、準備を開始した段階を含み、受給対象外になります。ビジネスの構想を練っているだけで失業保険は下りません。

したがって、失業保険の目的が害されないような、就職活動をしない求職活動の作り方が必要です。

最初に一般的な求職活動を理解する

求職活動を作るには、まずは雇用保険受給説明会で貰う「雇用保険受給資格者のしおり」に書かれている「失業の認定における求職活動の実績となる行為」を理解したいです。

これらの求職活動に該当し、実際にこのような行動に移せる人は2~3回の必要回数分の求職活動は簡単にこなせるでしょう。

履歴書や面接などの求人への応募

求人への応募は履歴書を送付したり、面接を受けることです。本気で転職したい人は、この実績が最も多くなります。

これら一般的な求職活動ですが、まだ就職をしたくないにも関わらず、求職活動の実績を得るために、難関企業や有名企業に応募して、不採用通知を貰う人もいます。

中には落ちるような履歴書を書いたり、面接ではやる気のなさを出す人もいますが、これらは企業やハローワークに迷惑がかかるので、絶対にやめましょう。

ハローワークの講習や職業相談

例えば「履歴書の書き方、自己分析について、面接の心構え」などのセミナーに参加することも、求職活動の実績になります。これらは本当に役に立ちますので、予約をしてみましょう。

ハローワークで求人情報を検索して、任意の求人に関する情報をハローワーク職員に相談することも実績になります。

この場合は企業に応募しなくても、ハローワークの職員に相談した時点で求職活動の実績としてカウントしてくれます。

ただし、ハローワークの職員も慣れていますので、やる気がない人をある程度は見抜いています。その会社に就職する気がないのであれば、このような偽装工作はおすすめしません。

民間職業紹介業者の説明会

転職エージェントに相談したり、転職支援企業の説明会に参加することも求職活動の1つです。

例えば、大手の転職会社では合同説明会や個別相談会を頻繁に開いており、そこでは参加証明書が貰えるので、これが求職活動の証拠になります。

試験や検定などに受験する

資格や検定は合格しなくても受験をするだけで、実績として認められます。本来、スキルアップをしてから、一歩上を目指した就職活動をしたい人にはおすすめです。

ただし、資格や検定は就職活動の方向性に即した内容に限られます。例えば、不動産関連企業に勤めたい人が「危険物取扱者」の試験を受けても、実績にはカウントされません。

9回の求職活動の具体例を真似する

就職活動をしないで求職活動の実績を作りたい人の多くが、自己都合で辞めた人で「一般受給資格者」に該当します。

一般受給資格者は給付制限3カ月の間に求職活動を3回、次の1カ月で求職活動を2回、その次の1カ月でも求職活動を2回、最後の1カ月でも求職活動を2回しなければいけません。

つまり、失業保険の最大給付期間である90日分、満額を得るためには計9回の就職活動が必要です。

1

雇用保険受給説明会に参加する

最初の給付制限中の求職活動3回のうち1回は「雇用保険受給説明会」を実績にします。これは全員が受ける説明会で、自然と1回にカウントできます。ただし、ハローワークによってはカウントされないこともあります。

2

雇用保険受給説明会の就職希望アンケート

次に「雇用保険受給説明会の就職希望アンケート」も求職活動の実績にできます。失業保険の手続き上、多くのハローワークで必ず実施される調査であり、雇用保険受給説明会の参加と合わせて、必然と2回分にカウントできますが、一部のハローワークでは求職活動の対象外としています。

3

ハローワークの講習会に参加

残り1回はハローワークの講習を1つ受けて、実績を作ることができます。例えば「履歴書の書き方」や「面接での心構え」などがそれにあたり、参加することも不自然ではありません。

ただし「雇用保険受給説明会が終わった時点からの求職活動が3回必要です」と説明を受けたハローワークは要注意です。別途、2回分の求職活動の実績を作っておくほうが無難です。

いずれにしても給付制限3カ月の間の求職活動の実績は3回となりました。まずは1回分の給付金が貰えます。

資格に受験しても求職活動になる

給付制限後の1カ月の間には資格を取ることも有効です。今後も「1カ月×3回」と続く求職活動の期間中に、資格試験を4回受験をすれば、求職活動の履歴も4回に達しますので、何度も活用できる方法です。

4

資格試験1回目を受験

例えば、IT系に就職したいとしたら「ウェブデザイン技能検定3級」のように、3級レベルの資格は基本的に取得が容易ですし、即日結果が得られることもあります。

自分の就職活動に影響があるような資格を積極的に受験しましょう。就職に強いIT系であれば、MOS、MCP、パスポート試験などが簡単に受けることができます。

5

資格試験2回目を受験

資格試験は受験すれば何でも構わないわけではありません。自分の就職したい職業に関わることではないと、求職活動とは認められないです。

ハローワークによって資格の判断基準が異なりますし、実際には資格に詳しくない職員のほうが多いため、その資格を受験した意図を説明することになります。仮に職員がその資格を知っていたとしても資格取得の目的などにについての質問は受けることになります。

  • この資格試験は即日結果が出る試験ですか?
  • 受験費用はいくらでしょうか?
  • どこが主催していますか?
  • この資格試験ではどのような問題が出題されるのでしょうか?
  • あなたの就職活動に有利に働きますか?

先ほどの例にあったMOSであれば、職員にはあまり知られていません。MOSはMicrosoftが主催するベンダー資格です。その場合はいくつも質問を受けることにありますので、回答できるようにしておきます。

6

資格試験3回目を受験

わかりにくい資格試験を受けた場合、ハローワークの職員には転職活動で必要である理由を訴えましょう。

例えば「前の会社では国会資格である基本情報技術者試験に合格すると、3万円が貰えました。今回のMOSも3万円貰える同レベルの資格です」と明確に答えると、わかりやすいかもしれません。

逆に国家資格や難関資格の受験であれば、認知度が高いのであまり質問を受けないです。例えば、IT系では応用情報技術者やオラクルマスタープラチナなどは就職活動にも有利に働きます。

7

資格試験4回目を受験

就職や転職に役立つ有名な資格には、TOEIC、ITパスポート試験、基本情報技術者試験、日商簿記検定試験、ファイナンシャルプランナー技能検定、秘書検定などがありますので、これらを受験することも望ましいです。

もしかしたら試験を受けた動機はダイレクトに就職活動につながらないかもしれませんが、そもそも資格取得自体が不正なことではないので、堂々と説明しましょう。

また、資格試験の結果については合否にかかわらず、失業保険の求職活動の実績としてカウントされますので、無駄にはなりません。

職員が納得する求職活動の実例

先ほどの資格取得と絡めて、民間職業紹介業者の説明会にも行きましょう。例えば「○○個人説明会、合同○○フェア、○○業界支援サービス」などが該当します。随時開催されているので、1つではなくても、2~3個に参加することも可能です。

8

民間業者の合同説明会に参加

有名どころの大手企業であれば、隔週くらいでセミナーが開かれていますので、スケジュールも合います。その際は証拠を残すためにも、受付で個人情報を記入してから参加します。

1回の参加で1回の就職活動になりますので、3カ月の間に3回ぐらいは問題でありません。さらにハローワークによる講習や相談を組み合わせてもOKです。

9

ハローワークの職員に就職先を相談

ハローワークで相談する際に、あまりピンポイントに企業を絞ると、その企業に連絡をして、面接まですることになります。

そこで「このような条件で探しているのですが、なかなか見つからないので、何かおすすめの企業があれば紹介していただきたいのです」というように、漠然とした希望を伝えます。

見つかった場合は「転職エージェントの方と給料交渉ができるか相談してみます」と言えば、その場で話が終わります。

ハローワークで相談した場合、雇用保険受給資格者証に「職業相談」の判子を押してもらえます。これが求職活動の証明になるので忘れないように確認しましょう。

これで1回も履歴書や面接などの就職活動をせずに、失業保険を貰うための9個の求職活動の実績作りは完成しました。

注意点としては「ネットを使った求職活動は認められないことが多い、資格もマニアックすぎると担当職員が困惑する、実績を作っても口頭で目的を追求される場合がある」ことです。

嘘を吐くなどの人様に迷惑をかけるような求職活動は控えて、きちんと認められている求職活動で実績を作りましょう。

また、1カ月に最低限必要な2~3個ではなく、5~6個の求職活動を行えば、ハローワークの職員からはあまり質問を受けることなく、スムーズに失業認定申請書のチェックが終わります。

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公開日公開日 2008.05.21
更新日更新日 2017.05.12
執筆者Kirito Nakano

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