30歳、45歳、60歳を間近に退職を考え、失業保険を受け取る方は知っていても損はしません。
1歳違うだけで、失業保険の給付金の総額が10万円以上差が出る場合があります。
これは失業保険の給付額が1歳単位で計算されるのではなく、15歳単位で区分されているためです。
43歳と44歳では給付金額に差が出ませんが、44歳と45歳で区分が違うために、同じ1歳の差なのに金額が大きく異なります。
例えば、44歳で月収45万円、勤続年数21年の方がいたとします。
6ヶ月間の合計賃金が2,700,000円ですので、180日で割ると1日当たりの賃金は15,000円となりました。
この金額に年齢と勤続年数を組み合わせて、失業保険の給付額を算出すると、日額手当が7,075円ほど貰えます。
ここで仮に1年我慢して、45歳で月収45万円、勤続年数22年になったとします。
合計賃金も1日当たりの賃金も変わりませんが、44歳と45歳では1日当たりの賃金にかかる給付率が異なるために、日額手当は7,780円に増えます。
先ほどの44歳と45歳のケースは給付額だけではなく、給付日数にも影響します。
会社都合で退職したのであれば、44歳は20年以上の勤務で270日間給付金が受け取れますが、45歳は20年以上の勤務で330日間も給付金が受け取れます。
44歳は「7,075円×270日=1,910,250円」ですが、45歳では「7,780×330日=2,567,400円」にもなります。
失業保険の給付金の総額を657,150円も増やすことができました。
離職時には年齢はあまり気にしないですし、失業保険の影響を考えて、離職する年を変える方もまずいません。
しかし、もしかしたら上記のケースに該当する可能性があります。失業保険を申請する際の年齢が5の倍数になる方は認識しておいても良いでしょう。
また、具体例はわかりやすいケースを挙げたものですので、詳しくは失業保険の給付額を自動計算を使って、給付額を算出してみてください。
退職理由で増える失業保険
残業代が失業保険に影響